木格子が仕切る、街なかの3層
中野区南台4丁目
敷地は79㎡。都心の住宅密集地で、車を置き、なお家族が心地よく暮らせる家をどうつくるか。制約の多い条件こそ、設計の腕の見せどころだと考えています。
1階にビルトインガレージを納め、2階にLDK、3階に個室を配置しました。限られた面積を縦に積むことで、延床135㎡を確保しています。
2階のLDKは、木の格子で緩やかに仕切りました。壁で閉じてしまえば窮屈になり、開け放てば落ち着かない。格子は視線を柔らかく遮りながら、光と風、家族の気配は通します。天井は木目で仕上げ、黒い梁を見せることで、水平の広がりを強調しました。
前面道路は幅員4mの二項道路。通常の道路斜線では3階が成立しないため、天空率で検証し、ボリュームを確保しています。法規の読み込みが、そのまま暮らしの広さにつながった住まいです。
- 構造・規模
- 木造軸組工法 3階建
- 敷地面積
- 79.02㎡(23.90坪)
- 延床面積
- 135.68㎡(41.04坪)
- 特記
- ビルトインガレージ/道路斜線は天空率により検証
- 竣工
- 2025年